そもそも、乗りこなすってどういう状態なの、という所。

この基準は人によって違うよね。

 

所謂ガチ勢なら、その車両とタイヤで出せる、自身のセッティング能力を含めたタイムの限界付近になるだろうし、サーキットエンジョイ勢(仮)なら、同じカテゴリー(例えばCBR250RRなら、R25やNinja250も含む)の車両に速い人(地方選手権上位経験クラス?)が乗った場合の○%落ちとか(これも人による)辺りになると思う。コースの常連になれば、「○○選手が後輩のナンバー付きR25で○○秒だったんだって」的な話は色々入ってくるだろうし。

 

そして、大半の人にとっての乗りこなす事の基準は、『街乗りやツーリング時に交通のジャマにならない』辺りを指すんじゃないかな。

 

で、大型バイクの話。

普通に街乗りやツーリングをするのなら、『大型だから』という理由で求められるスキルって実は特にないんだよね。

確かに、体格の不利によっては、より確かなバランス感覚やそれらを補えるだけの基本技術があったほうが有利だとは思うけど、平均的な日本人成人男性くらいの体格であれば、例えばCB400SFを普通に乗れるなら、CB1300SFも特に問題なく乗れるはず。

大型に乗る上で特に重要なのは、『スロットルワイヤーの遊びを取る』程度の開け方でさえ交通の流れをリード出来てしまうほどの馬力に対して、しっかりと自制心を維持できる事なわけで。

 

非力でエントリー向けと言われる250ccであっても、命を失うほどの大事故も簡単に起こせてしまいます。『小排気量車だから』と無茶をしてしまっては、危険なことには変わらない。

もちろん、あっさり速度が出てしまう、大きくて重たい車両の方が、何かあった時に『運良く助かるかも知れない確率』が下がるのは確かなのだけど、その『何かあった時』を運任せにして安心を謳うのは間違いなんじゃないかと、個人的には思うのです。

 

まあ、何が言いたいかというと、

大きいバイクだからと必要以上にビビる事はないけど、小さいバイクだから安心、という事もないよ、という感じかしら。

X11南千葉サーキット

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