憎きCリングの外し方です。
こいつのせいで……

前回の投稿で書いていた、例のCリングの話です。
こいつのせいで何時間作業が止まったか……

まず前提として、両手を使える状態にする必要があります。
フォーク本体はクランプ等で固定するのが良いと思います。
ワタクシはフトモモとかいう万能ソフトクランプを使用しました。
次に、ロッドCOMPを縮めた状態で固定し、スプリングシートをフリーにします。
ワタクシは、フォークキャップとアクスルホールに荷紐を掛け、紐がズレないようにビニールテープで固定しました。1cmも縮めば十分です。
ちなみに写真はありません。

前回の記事はコチラ。アイ・ファクトリーさんのYou Tube動画もあります。

工具を用意

クリップを伸ばして、写真のようなSSTを急造。
理屈を頭に入れて、適当に変形させて下さい。
精密ドライバーは安物でも大丈夫だと思いますが、あまりに脆い物は先が欠けてしまうかも。

解説

図1が上面から見た図です。オレンジ色がCリングだと思ってください。
図1の黒枠で囲った辺りの断面図が図2になります。

上面図1
断面図
図2

まず、用意したSSTの先端をCリングの下に少しだけ差し込み、上向きにテンションをかけます(図3)。

断面図
図3

次に、上面図4の黒枠の辺りに移ります。

上面図4

Cリングを精密ドライバーで上から押し込みます(図5)。
図6のようにシートとインナーチューブの間にリングが落ち込むので、隙間に精密ドライバーを差し込みます。
上手くいかない場合は、もう少し図1から離れた位置で試してください。

図5
図6

ドライバーを抉りながら上面図1の辺りまでドライバーを移動させます(図7)。
図8のようにリングをSSTで押し上げられれば、あとは簡単だと思います。

上面図7
図8

アイ・ファクトリーさんのCBR250RRページに動画がありますので、そちらを見つつ、このページが参考になれば幸いです。

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