※この投稿は12017年12月27日の記事を再編集したものです

聞く所によると、CBR250RRのナンバー付きモデルには、電スロに開度制限があるそうで。

4,500rpm以下と12,000rpm以上で全開にならないとか。
伸び切り感のなさはこれが原因だったのかしら。
というわけで、CBR250RRのECU書き換えのお話。

発端

顔なじみのバイク屋さんで、フォークが底づきしてる件で話をしていた時、電スロの話題に話が及び、電スロの開度制限の事を知りました。
さらに、そのお店のシャシダイをちょくちょく借りに来てるお店で、CBRのECUチューニングをやってるという話も。

というわけで、件の件のお店へ

向かった先は『MotoJP』さん

予約時に大まかなカスタム内容とメニューを伝えてあったので、すぐに取り掛かってもらえました。

  • 速度リミッターの解除
  • 電スロ開度制限の解除
  • 点火時期の調整
  • 燃料噴射量の調整

などをやってもらうことに。

MotoJPさんへ

面白いのが、電制ゆえにComfortやSportといったモードに好きなマップを登録できる事。
ノーマルのComfortをデータを削除して、ComfortのスロットにノーマルのSportのマップを
SportのスロットにノーマルのSport+のマップを
Sport+のスロットにMotoJPさんオリジナルのハイスロ化マップを入れてもらいました。

燃調は各モード共通で、電スロの開度マップと点火時期を各モードごとに設定できる模様。

実作業

ODBコネクタからECUにアクセスできるようで、タンクを持ち上げる事もなく書き換え作業をしてました。

専用の道具や、より緻密なデータが必要になる分、キャブ時代に比べて素人が触りにくくなっている一方で、いちいちキャブをバラしてジェット交換をするという事がない分、手間そのものは減ってるように『見えて』しまうというのが何ともジレンマ。

ecuへのアクセスはODBコネクタから

さてさて
このオリジナルのハイスロ化マップ、80%くらいで全開になるというハイスロながら、開度50%くらいまではノーマルのSport+より穏やかで、むしろ開けやすい。

燃調は多少濃い目になってるので、吸排気を今より多少高効率な物に交換しても、問題なく対応できるっぽい。

とは言っても、吸気に関してはエアフィルターを高効率な物に替えるのがせいぜい。しかし、高効率なフィルターはダストも吸いやすくなるので、エンジンには確実にダメージ。
なので、この先吸排気をいじるとしたら、もう少し抜けのよいサイレンサーに交換するくらいだと思います。

軽くインプレ

確かに伸び切り感は出ました。
レブリミットは変えてないハズなんだけど、糞詰まり感が減った分、少しだけ回ってる気がしてきます。
開けやすさもバッチリ。ノーマルのSportモードより開けやすく、ドンツキも減ってる気がします。
そして中開度以上でのツキはSport+以上。もうこのオリジナルマップ以外は使わなそうな感じなので、これをSportのスロットに入れれば良かったかも。

しかしノーマルの開度制限、なんのためなんですかね。
パワーピーク過ぎてからの制限なので、排ガスや騒音対策というわけでもなさそうだし、単に伸び切り感を規制しているだけのような。謎です。

ここの所忙しくてちっとも走りに行けてないのだけど、なんとか今月中に走りに行きたいな。

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