トランポ導入を考えていたはずだけど、どうしてこうなった。
我が家の車は、ワタクシ個人のRX-8、仕事用兼父の足代わりのモビリオの2台体制。
父が高齢なので、できれば車に乗ってほしくない。そして父が免許の返納を決めた暁には、モビリオをもっと大きな車、あわよくばトランポとして使える車に…… と考えていました。
で、実際に父が免許を返納するという話になったのだけど、さすがに都内在住で4輪車2台持ちは少々贅沢であろうと、1台に減らすことになりました。
ちょっと前、懇意にしていたバイク用品店の店長さんが異動になるというので、彼がトランポとして使用していたステップワゴンを買い取るという話をしていました。
- 2列目シート外した状態で5名乗車登録済み。
- 限定モデルのフローリング仕様
- タイダウンベルトを固定するためのフックもいくつか設置済み
こりゃあ有り難いと思っていたのだけど……
その店長さん、かなりのヘビースモーカー。ワタクシの奥方がどうにもタバコがダメで、ファミリーカーとなる可能性のある車にタバコのニオイが残ってるのは困る、とその話は流れてしまいました。
さらには、どうもミニバン、1BOXスタイルは妻の美的感覚的にガマンならんようで。
というわけで、諸々お流れ。残念。
話は変わって。
先日、RX-8で妻の実家に行ったのだけど、その道すがらクラッチが切れなくなりまして。どうやらマツダ車の持病らしいのだけど、NA、NBとロードスターを乗り継いだにも関わらず初体験。
昔ランエボ2でクラッチホースが破裂してペダルが戻ってこなくなった時と感触が似ていて、少々焦りながら近くにあったマツダディーラーに飛び込み入庫。
RX-8を診てもらっている間に店内を眺めていると、フロアに置かれたCX-5に妻がなんと一目惚れ。
RX-8の走行距離は既に9万km超えで、昔のロータリーならそろそろOH時期であろうと内心ビクビクしていたのと、駆動系のマウントのヘタり具合が目に余る状態で、乗り続けるなら懐に覚悟が要る頃だなあと思っていた所にこの事件。突如として買い替えの機運が怒涛の急上昇となりました。
カタログもろた
実を言うと、トランポ以外で乗り換えるなら同じマツダのアテンザが気になっておりました。
RX-8が発売された頃にマツダが掲げていたデザインコンセプトは『響き』。現在のマツダのデザインコンセプトは『魂動』だそうで。
ですがRX-8のデザインって、どうにも現在の『魂動』デザインに通じるものがある気がしてならなかったのだけど、どうやらRX-8のデザインに関わった人物が、現在のデザインチームのトップだとかなんとか。
ほれ見た事かと鼻の穴を膨らませながら、街を往くアテンザを眺めたりしてたり。
ただ、アテンザは良いのだけど、数年経ってユーティリティ面で不満が出た時、この2車種で「あの時あっちにしておけば」となるのは間違いなくアテンザ。CX-5を間近で見て実際に試乗して、ネガ要素が許容できる範囲であればCX-5だよなあ。
というわけで、さっそく地元のマツダディーラーへ。
アテンザとCX-5という、よくわからない車種を競合させ(もっとも、同じメーカーで競合じゃ、1mmも値引き材料にならんけど)、セールスを困惑させる事に成功。金額はネットに上げないでね、という約束と共に結構な値引きをして頂きました。
予想以上に豪華な内装。ディーゼルのイメージを覆す静音性と振動のなさ。乗り心地も良く、数々の電制システムは、それはそれでロマンを感じさせる……。
こりゃあもう、一番豪華なLパッケージしかないだろう。オイラもオッサン言われる年だし。
その場でサインしちゃいましたワラ
そういや昔、オイラがいた編プロが何かのイベントに出展するというので、広報車のテラノだかサファリだかで向かう道すがら、「乗り心地の良いクロカン(当時はSUVという言葉はなかったと思う)というのも悪くないなあ。もし車でのスポーツ走行に興味を持っていなければ、こういう車でドライブに出かけていたのかもなあ」と、別世界線の自分を想像した事があったな。