突然ですが、X11というオートバイをご存知ですか?
と、その前に…
1996年、ホンダからとある歴史的オートバイが発売されました。
プレスインフォメーション(FACT BOOK)|CBR1100XX 1996
当時、市販車初の300km/hアタッカーと持て囃されたこのオートバイ
ホンダの公式発表では、わずかに300km/hには届いていませんでしたが、
メーター読みでは軽々(というほどでもないが、それなりに余裕を持って)300km/hを超え。
とあるオートバイ雑誌でのテストでは、
標準装備だったツーリングタイヤをスポーツタイヤに履き替えてのアタックで、実測でも300km/hを超えたとか。
それでいて、当時の大型スポーツバイクの常識を打ち破る扱いやすさで、
まさに、現代のメガスポーツバイクのテンプレートを作ったと言えるオートバイでした。
そしてそれから4年後の2000年の事。
ホンダは、その自社最速、最高性能マシンのカウルを取っ払うという暴挙に出ました。
それがX11
一応、ただネイキッド化しただけではなく、
2軸だったバランサーを1軸に。
最高速とトレードオフで加速性能を強化。
『味を出すため』にミッションを5速化。
フレームも、ヘッドパイプやメインチューブに名残を残しつつ、
ピボットレスフレームに近い特性を持たせた、特徴的なフレーム構造を新造するなど、妙に気合を入れて作ってありました。
で、何がどう、初大型としてオススメかというと…
長くなりそうなので、続きは次回で。